・会社を辞めたいけれどその後の将来を考えると辞められない
・仕事面で今後、自分がどうなりたいのかわからない
このような悩みや疑問を抱えた方に僕たちの体験談を記事に書きました。
フリーランスのwebライターになるまでにどんな道のりを歩んでいるのかを知ってもらい「こんな生き方もあるのだな」と思っていただければ幸いです。
まずは簡単に私たちの経歴から知っていただければと思います。
・2019年3月2人とも大学卒業
・2019年4月入社
・2019年5月同期で一緒になり、すぐに交際開始
・2019年11月同棲開始
・2019年12月かずくん転勤
・2020年4月かずくん転勤
・2020年5月かずくんがうつになる休職
・2020年6月かずくん退職
・2020年7月えなが退職
・2020年8月二人でwebライティングを始める
これを見て
「いろいろありすぎだろ…」
「どっちもすぐに会社辞めたな」
と感じた方も多いでしょう。
僕たちも当時同じ気持ちでいました。
まさに様々な疑問との葛藤の日々を過ごしてきたのです。
「良い家庭を築くために働いていたのに時間だけ取られて稼げない」違和感
かずくんが大学受験をしていた頃、将来についてよく考えていたことがあります。
「大学生になってある程度楽しんだら就職のために頑張って、いい会社に入って彼女を見つけて結婚し、良い家庭を築くために働く」
就職するまではそれが当たり前だと思っていました。
「かずの両親も当たり前のように会社に就職して働いているし、幸せな生活を送っている。お父さんはちょっと仕事大変そうだけどそれでも自分の道が正しいと思っているから息子のかずにもいい会社に就職させようとしている。」
このことに疑問を持たずに生きてきたので何のためらいもなく就職したのです。
しかし、入社すると辛い日々。
上司は一回りも二回りも年齢が高い人ばかり。
「まあ少子化だからなあ。若い人がいないのも無理はない。」
こう思っていましたが、上司との考え方の違いや先輩との給料、将来的に給料が上がらないことへの疑問がふつふつ湧いてきたのです。
上司との考え方の違いを感じたのが
「そろそろかずくんも車を買ったら?」
「キャバクラ行こか」
「可愛い子飲み会に連れてこいよ」
というものです。
年代が違うことからも目指しているものや価値観が全然違うのです。
そのとき「この人たちと一緒にいたらお金を無駄に消費するだけでは?」
と感じました。
また先輩との給料が違うことは疑問を大きくさせるものでした。
新卒の頃はどれくらいでした?
なんとなく興味本位でこの会話をしたことにより、私たちの年代からボーナスが数十万円ほど減っていたことを知ったのです。
このとき若いやつは悪い意味でコスパよく使われているんだと感じました。
また3〜4年以上の上の先輩との会話で先輩は、
「全然給料上がらんで」
「怒られるし、徹夜業務やし新卒のときと給料変わらん」
こんな会話を聞いてしまいました。
こんなことのために生きているのか?
「良い家庭を築くために働いていたのに時間だけ取られて稼げない…」
このようなことを考えていました。
辛い…。
新卒で能力がないとはいえ、どのみち給料もこのまま上がらずに30代を迎える現実が目に見えていました。
転勤が決まって鬱になる
当時勤めていた会社は転勤があるところでした。
新人が転勤することはあまりないのですが、たまたまかずくんの部署が転勤がよく起こるほどの人手不足だったので何回も転勤が行われていたのです。
当初かずくんは、転勤に関しては「仕方ないな…」と思っていました。
しかし、えっちゃんと付き合っていて同棲していたため「できるだけ二人で一緒にいたい」という思いが強かったのです。
同棲してからは、「転勤がない会社で働きたい」という思いや「恋人との時間をとりたい」という思いでいっぱいになっていきました。
「転勤なしで会社に居続ける」ことと「恋人との時間をとる」という二つの願いをどちらも叶えることは難しいことではありません。
実際、どちらも叶えている方が少なからずいるでしょう。
しかし会社によっては、給料がなかなか上がらない役職にされたり、転勤がなくても残業で恋人との時間がなくされることもあります。
「転勤なしで会社に居続ける」ことと「恋人との時間をとる」という理想的な選択が取れないことは珍しくないでしょう。
実際、私たちがいた会社もそうでした。
かずくんは、当時二人の将来と会社で働くことのどちらも考え続けた結果、
①転勤したら恋人との時間がなくなる可能性がある」
②「転勤をなくして会社に居続けても生活できるけれど永遠に給料が低くいまま」
③「恋人と一緒にいる時間も欲しい」
という大きな問題に太刀打ちできず、悩みすぎてうつ病になりました。
その結果、毎日嫌な気持ちで過ごすことになったのです。
そして2人で退職します。
うつ病になって会社を休んでわかったことが2つあります。
それは自分が会社にいなくても仕事は回るということです。
うつ病になって1ヶ月ほど休んだのですが、仕事場がパニック状態になったという話は一切ないようでした。
「結構頑張ったのに自分が抜けても仕事は回るんだな」と軽くショックになりました。
「会社にいる意味とは?」
そう感じた瞬間でした。
結局会社員になっても今後20年30年と存続する可能性も低いんです。
会社が生き残る確率って約0.3%らしいですから多くの方が退職・転職を経験することになります。
それを知った上で会社の居心地悪さを感じたので、会社にいる意味をほとんど感じなくなったのです。
考えすぎかもしれませんが、将来が暗いことが確定しているところにずっとい続けるのって本当難しいんですよね。
精神的にも悪すぎた。
フリーランスの働き方を知る
学生の頃から少しフリーランスという働き方に興味を抱いていたものの結局普通に就職。
ですが、学生の内にどんな働き方があるのか知りたいと思い、どんな仕事があるのかは調べていました。
・Web製作
・イラストレーター
・動画編集
どれもWebでできる仕事です。
調べれば調べるほど
「最初はうまくいかないかもしれないけれどちゃんと取り組めば、生活できるレベルにいけるんだ。」
という思いが強くなってきたのです。
そのため、会社員で辛い日々を過ごすと
「学生のときにフリーランスの道を選んでいたら今はもっといい毎日を送れていたのではないだろうか」
と考えていました。
気づけば朝の通勤時間やお昼休みに「会社員からフリーランスになった人のブログ」を探し回ってフリーランスの働き方を少しずつ知っていました。
僕たちと同じような状況になってフリーランスについて調べている人っていると思うんですよね。
世間的にはまだまだ認められていない部分が多いと感じるけれど、実際フリーランスの人口って増えているんです。
だからフリーランスになるのもおかしいことではない。
会社に行くのが辛くなっていくと
「周りの人が言うように就職したけど、辛い毎日を送るんだったら一時的に収入が減ってもフリーランスをしてみよう」
だんだんそう考えるようになっていきました。
実際冷静に見てみるとみんなの結婚が遅れているのも給料が上がらないのも自分の頑張りが足りないわけではなく、統計的に日本の経済状況が悪いからでもあるんですよね。
だから自分のとも言いにくい。
「お父さんは立派な会社員になってほしかったんだろうけれど、理想通りにいかないのは自分のせいではない」
「将来のために頑張っても今が楽しくないんじゃ生きてる意味ないよね」
「彼女と一緒にフリーランスとして働いてもしダメだったらまた転職しよう」
そう考え、二人の貯金150万円ほどでフリーランスになって生きています。
「最初に150万円でフリーランスになるなんて無理でしょ」と思うかもしれませんが、可能です。
だって今の私たちがいますから。
でも自信を持っただけでフリーランスになったわけではありません。
「フリーランスになるためには何をしてどう対処するべきか」を考える必要があります。
例えば月に何万円あれば生活ができるか、アルバイトも兼用すると生活は安定するかなどを考えなければいけません。
これだけ考えれば意外と「あ、フリーランスになっても大丈夫だね」ということに気がつけます。
僕たちの場合は最低でもwebライターとブログで月15万円稼げれば良いと考えフリーランスになりました。
貯金150万円あれば2人でも半年は生活できる
1人が何もしなくてもかかる生活費って1年で150万円かかるそうです。
単純に計算すれば2人が150万円持っていれば半年は生活できます。
「半年しかないなんて…リスクが高すぎる」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、その期間中は何もしないわけではありませんよね。
時給1000円のアルバイトを平日の午前中だけ入っていても
1000×4(8〜12時)×20(平日5日を4週)=8万円も入るわけです。
2人でアルバイトしたら午前中だけで16万円これだけでギリ生活できるレベルになります。
ただフリーランスになるわけですから、ここから午後にフリーランスとして働いた給料も合わせれば最低でも10万円ほどは手元に入ります。
月10万円あれば一人暮らしが継続できるレベルですし、二人なら月20万円ということでうまく家計をやりくりすれば貯金もできるレベルです。
そうなれば「リスクが高い」とは言えなくなるような状況になりますよね。
YouTubeを見ている方ならわかると思いますが、月16万円だけで生活している夫婦がいるくらいです。
結局のところフリーランスになれるかどうかは個人によります。
次の記事はこちらです。
今回の記事は前回の続きです。[sitecard subtitle=前回の記事 url="https://pairkoi.com/reason-freelance-1/" target=]何のために働くのか知らな[…]