自分の「やりたいこと」を完全にできていると言える人って少ないですよね。
「今の仕事は果たして自分がやりたい仕事なのだろうか」
「自分のやりたいことって何だっけ?」
「これは自分にとってのやりたいことなのか」
このように悩んだり・不安に思っている方も多いでしょう。
僕自身フリーランスで好きな仕事だとわかっていても自分が本当にやりたいことと向き合えているのか疑問に感じることがあります。
そんな中、たまたまTwitterで八木仁平さんの本『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を見つけて読み、自分なりの人生を送るヒントを貰えました。
完全在宅フリーランスカップルのかずくんです。ペア恋(@pairkoi)では、日々のカップルのお悩みを解決するような記事を紹介しています。
今回は、本の内容・重要なポイント・注意点など解説していきます。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の本の内容とは
本書では、以下のような悩みを解決するために書かれました。
「『何か』やりたいけれど、『何がしたいのか』が分からない…」
八木さんもやりたいことが分からず、ベッドに寝込んでスマホでYoutubeを再生し続けるという自堕落な生活をされていたそうで、行動を起こしています。
しかし、行動を起こすにしても何をやればいいのかわかりません。
何かやりたいけれど何をやればいいか分からず、エネルギーを持て余していたのです。
そんな状況から現在まで八木さんが学んできたことをまとめたのが本書になります。
これを読むことで「自分探しゲーム」から解放され、就職・転職・起業・仕事選びで悩まず、自分が心から納得してできる働き方がわかるでしょう。
かなり人気の本のようです。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の本の特徴とは
本書の特徴は、以下の通りです。
・重要なことは繰り返し説明されるので頭に入りやすい
・具体例が何度か使われていて理解しやすい
・図解でわかりやすい
・質問に答えて自己理解の実践ができる
文章量が多くなく、スラスラと読める
僕はKindleでSiriの読み聞かせ機能を利用して読んだのですが、3〜4時間ほどで読み終わることができました。
もちろん、重要なところはメモしたり、実践したりして本のことを理解しながら本がスラスラ読めます。
文章量がもっと多ければ、途中で読書をするのをやめていたでしょう。
短時間で深く理解ができるため、読書が少し苦手な方でもおすすめです。
重要なことは繰り返し説明されるので頭に入りやすい
読み進めていて気がついたのですが、本書では、重要なことが理解しやすいのは何度も繰り返して同じ説明をされているためです。
そのため、繰り返し重要なことに触れていくたびに自然と頭に本の内容が定着していくのがわかるでしょう。
具体例が何度か使われていて理解しやすい
説明が一度で理解できないときでも具体例を提示してくれるため、イメージしやすいです。例えばこの文章。
自己分析をするために過去の体験を振り返って、「やりたいこと」を見つけるためのたくさんのヒントは手に入れている。けれど、それをどうやって組み合わせればいいかがわかっていないのです。それは、パズルのピースは持っているけれど、その組み合わせ方が分からず、1枚の大きな絵を作ることができていない状態です。
ヒント=パズルのピーズと例えることでどのような方でもわかりやすく読むことができるでしょう。
図解でわかりやすい
本書では、所々に図でわかりやすく解説されているページがあり、さまざなな表現で読者が理解できるようにされています。
曖昧な言語を使うことなく、徹底的にわからないという部分をなくそうとしていることが伝わります。
質問に答えて自己理解の実践ができる
ただ読むだけでは、本書を学んだことになりません。最終的な目標は本書を読んで「自分探しゲーム」から解放されることです。
そのために八木さんは本書でメインの質問を各テーマで5つ用意しています。(追加の質問は本の終わりの方で確認可能)
質問に答えることで自分のことを深く自己分析することができるでしょう。
この本の重要ポイント
本当にやりたいこと=好き×得意×大事なこと
八木さんが考えるやりたいことを見つける公式として「好き×得意×大事なこと=本当にやりたいこと」というものでなぜこのような公式になるのかを一つ一つ教えてくれます。
簡単に表すと以下のようなことになります。
得意なこと(how) ・・・やっていて苦にならない・楽しめること
大事なこと(why) ・・・自分が大切にしている価値観・生きる目的
これらを具体的に考えてから仕事を考えるのが重要だそうです。
スキル・知識に縛られると不自由になる
スキル・知識に縛られてしまうとそれを軸に自分がやれることを選択してしまいます。
例えば、プログラミングができる人が就職する職場・案件はどこにあるだろう?と考えてしまうとします。
そうすると持っているプログラミングスキルを軸に考えてしまい、いつまでもやりたいことにたどり着けないですよね。
スキル・知識を使うことが目的になってしまえば、やりたいことが見つからず、自分の人生を不自由にさせているという説明は自分も経験があるため、とても納得しました。
自分でコントロールできない価値観にしない
本書では、自分がコントールできない価値観を決めてしまうと自分を満たすことができないと言われています。
コントロールできない価値観としては、以下のようなものがあげられるでしょう。
「名声」…自分が有名にならないと満たされない
このように誰か自分以外によって自分が満たされる価値観の場合、その価値観を感じる状況になるまでずっと自分を満たすことができません。
そのため、いつも苦しい日々を送ってしまいます。
僕はこの説明で過去に心のどこかで苦しかった経験が価値観からきていると理解することができました。
注意点
Kindleで読むのはおすすめできない
僕は、元からあまり読むのが早くないのでSiriにKindleを読んでもらっていました。
本書でも読み上げ機能は使えるのですが、図解で1ページ丸ごと記載されているところはKindleでは、半分ずつしか見れないこともあったので図解をしっかり見ておきたいという場合は、紙の本を購入した方が良いかと思います。
まとめ
今回は『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んで内容・重要だと思ったポイントなどをまとめました。
・重要なことが繰り返し説明されるので理解しやすい
・図解でわかりやすい
・質問に答えることによって自己理解が深まる
文章がわかりやすくまとめられていて、やりたいことがわからない「自分探しゲーム」から解放される感じがしました。
読書が苦手な方でもすぐに読めて実践しやすいのでおすすめです。